2018年度の海外研修旅行はフィリピン!
ブログでは
➂「ユースボランティアとの交流」(ネグロス島)
に分けてお伝えしています。
ユースボランティアとは、現地の中高生の団体(SLAY)のメンバーで、若者をエンパワーメントすることを活動の目的にしている人たちでした。
今回は彼らの活動の一環として、ホームステイの受入れとネグロス島で過ごす6泊7日の期間(4日目~10日目)を一緒に過ごしてくれました。
そしてユースメンバーに声をかけてくれたのが、スタッフが2014年にIDEC(民主的な教育の世界会議)に参加した際に出会ったフィリピンの方で、今回はネグロス島での日々をコーディネートしてくれました。
<生活>
ホームステイの生活は、普段の生活とは大きく異なるものでした。
基本的にお湯は出ず、シャワーもありません。トイレと身体を洗うための小さな部屋があり、そこで蛇口から出る水、それを溜めたバケツの水で身体を洗います。トイレには便座もなく、水を流すレバーもないので自分で水を汲んで流します。紙もお家に人に言わなければ出てこない、という環境で、文化の違いを感じました。
初め荷物を置きに行ってから集まった時に
「思っていた場所と違った」
という戸惑いの声がいくつか聞こえたほどでした。
コーディネーターの方は「日本の裕福で恵まれた生活しか知らないで過ごすと、世界中の貧しい人や異なる生活水準の人のことを実感を持って考えることができなくなってしまう。今回の旅で良い経験を積んでほしい」とお話されていました。
体調が崩れかけて辛いタイミングもあったようですが、それぞれがこの期間をたくましく過ごすことができました。
<歓迎>
ネグロス島の空港に着くと、しばらくしてチャーターしたジプニーでユースの皆さんが来てくれました。
手作りのメダルを用意してくれていて、歓迎の意を表してくれました。
そこから滞在する村に向かう途中に、1つ観光地に連れて行ってくれました。
昔のお金持ちのお家だということで、立派なお屋敷でした。今は博物館的に使われているようで、歴史が学べるようになっています。
ネグロス島にはこういう住まいがいくつもあるようです。
それから滞在先の村に着き、最初のランチは歓迎会!
フィリピン料理を食べました。
その後はホールの室内に入り、ユースボランティアの団体紹介、アイスプレイキングゲーム。
チームに分かれて制限時間内に相談して、お題として出された映像を全員で身体を使って表現する、というゲームでした。
たとえばこれは”Wedding”、それぞれがコミュニケーションを取りながら動いて、最後に判定があって勝敗が決まる、というものでした。
どんな絵を作ったのかの説明は英語で↓※音量にご注意ください
その次はお菓子作り!
バナナを使ったお菓子ができました!
料理も含めて、こんなにもバナナの食べ方にバリエーションがあるのか、と思う日々でした。
<日本紹介・交流>
交流担当の本番、学校紹介・日本紹介・ジェスチャーゲーム、そして日本食づくり。
お土産のキットカット(抹茶味)を配って、プレゼンをしました。
学校の学びを紹介すると、「私たちもそこで学びたい!」という声が。
日本紹介でアニメを紹介すると、「知っている!」という声も。
基本的な日本語も熱心に話を聞いてくれ、日常でも積極的に学んでくれる姿が印象的でした。
数字を教えました↓※音量にご注意ください。
それから、時間の関係で、外で日本食づくり・中でジェスチャーゲーム、ということで分担して動きました。
メニューは味噌汁とおはぎ。
手分けして材料を持ってきたので、その場で使える調理器具を活かして計画を立てながら取り組みます。
村のホールには、小さな子どももいつも集まってきて、にぎやかに過ごしていました。
後半はジェスチャーゲームを終えた人たちも一緒になって、作りました♪
料理の説明をしました↓※音量にご注意ください。
見事に完成!限られた条件で、その場で計画を立てて仕上げていくのは、いつものプロジェクトの成果ですね。
みんな「美味しい!」と言って食べてくれ、最後はコールのような感じで、盛り上がっていました。フィリピンの人たちの陽気さを感じた夜でした。
一方のジェスチャーゲーム。
こちらも盛り上がりました!
<サトウキビの村>
学校間交流を終えたら、あとの期間はユースボランティアのメンバーとネグロスを観光しました!
ネグロス島は、サトウキビの島。至る所に延々とサトウキビ畑がありました。
サトウキビを食べたり、
植え方、刈り取り方などを学びながら実際にやらせていただきました。
カラバウというバッファローのような動物が、サトウキビを運ぶ役目を果たしていて、その荷台に乗せてもらいました♪
<アートワークショップ>
その後、村に戻って小学校へ。
ここでは4つのグループに分かれてアートワークショップをしました。
光の当たり方を考えながら果物の絵を描いたり
いろんな線の描き方を使って、質感を絵で表現する技法を学んだり
アクセサリーづくりをしたり
粘土で顔を作ったりしました。
ステキな経験でした。
<マウンテンリゾート>
そして、この日は村を出てマウンテンリゾートへ。
アトラクションのように揺れる山道も通って、山奥まで来ました。
コテージで宿泊。
プールがついていました!
夜ご飯は、フィリピン流で手で食べました。
大自然を感じたリゾートでした。
<ビーチ>
リゾートで目覚めた朝。この日は着く前は予定を入れていなかった日。みんなの希望でビーチを紹介してもらいました。
船に乗って沖合の浅瀬へ。波によっては水しぶきを被ってしまうようなワイルドな船。
すごく海がきれいなところでした!
(泳いでいる間だけ曇っていました…)
<音楽祭>
村に帰ったら、今度は市で数日かけて行われている音楽祭を見に行きました!
立派なホールで、アフリカや南米など多国籍の音楽を楽しみました。
<マングローブ植林>
次の日は早朝から活動。村から歩いてマングローブ林へ。
なんと途中から靴を脱いで、靴下だけになって、泥の中を歩いていくことに。
なかなかの大冒険。
マングローブ林に到着し、解説を聞いてから実際に植林しました。
かなりインパクトのある活動になりました。
<村のお祭り>
最後の夜は村のお祭りに参加。
ステージを1つ担当することになっていて、何をするかを話し合って決めました。
なかなか決まりませんでしたが、何とか結論を出して役割を決めました。
村中の人が集まるお祭り。いろんな出し物がありました。
お米の袋に入って走るレース↓※音量にご注意ください。
私たちは「じゃんけん列車」を企画。
ステージでルールを説明して、デモンストレーション。
デモンストレーションの様子↓※音量にご注意ください。
列車ができました!
こどもの森でダンスが得意な人は、ユースボランティアのダンスに混ざってダンスを披露!
小学生のダンスの時間では、中高生もどんどん加わって、最後は私たちも全員入って踊りました!
素晴らしい時間でした。
お世話になったユースボランティアのメンバー。
フィリピンでは多様な性が一般に認知されていて、団体の紹介をされるとその中の一人は「ゲイです」と紹介される人がいました。ユースのメンバーにも2人ほどそういう中高生がいました。
最後の晩餐もにぎやかに…
<振り返りの時間>
最後の日の朝は、出発前に振り返りのミーティングをしました。
それぞれが感想を伝え合い、涙も流れました↓※音量にご注意ください。
エンディングムービーも用意してくれていました↓※音量にご注意ください。
交流した証明書をもらいました!
<お別れ>
その後はトライセクルに並んで乗って、空港へ!
贈り物をしたり、別れを惜しんでいました。
ありがとうございましたー!
<その他の場面>
・手遊び交流
フィリピンの手遊びを教えてもらいました♪↓※音量にご注意ください。
レベルが高いものも…↓※音量にご注意ください。
【フィリピン研修<7日目>】サトウキビの村とアートワーク、マウンテンリゾートへ
全体をまとめた動画↓